【東洋経済】日本の過剰労働は、「お客様」の暴走が原因だ- 理不尽な要求にノーといえる文化を作ろう

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欧米では客にNOと言うことが許される。だから対等な立場でいられるのだ。客の要求を拒否することは、サービスの質を下げることではない。労働者を守るために必要なのだ。 日本の「お客様」は、自分の立場が上で、過剰なサービスも当然だと思ってしまっている。だがサービス提供者がNOと言えば、「この要求は過剰なものだった」と気づくのではないだろうか。日本でも、極端な話、コンビニのオーナーたちが口をそろえて「営業時間は10時から18時」と決めてしまえば、客が泣こうがわめこうが、18時に店を閉めればいい。客がサービスに感謝し、サービス提供者の目線に立つことができて初めて、日本ご自慢の本当の意味での「おもてなし」になる。客が相手を思いやる気持ちを持てれば、労働環境も少しはマシになるだろう。

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 サービス提供側もお客も対等であるべき

飲食店などサービス業を5年ほど経験したことあるが、私の経験は特殊、いや同じ経験をしたことある人も多いかもしれない。「客が上、従業員が下」というのは誰もが経験したことあるだろうが、その中で私が働いてた事のある企業では「客は上、従業員は下」と教育されます。それが企業理念であればそもそも仕方がない。サービス提供側自らが、他との差別化としてそのようにしているわけだから。(正直客単価が安く、客層も悪かったためかなりしんどかった)

ただし、客を上とも思っていないし「神様のように扱う」といった「お客様は神様」という理念も掲げていない企業に対して、客が自ら「自分のほうが立場が上だ」と勝手に決めつけるのは問題だ。「自分は従業員と対等な関係でありたくない」のであれば、そういったサービスを提供しているところへ行けば良いだけ。自己都合でどこに対しても求めるのはおかしいはず。

それがこの記事でいわれる「ブラック客」だと私は考える。

この記事に対してこのようなコメントがあった。

「客の求めすぎが問題」と主張してるが、それを指摘してもなにも生み出さない意味ない糾弾 企業が競争環境のなかでサービスを手厚くし、客はサービスが良い方を選択し、普通になれば慣れるというのは当たり前だし、それを問題視しても仕方ない

 この人はちゃんと記事内容を理解しているのだろうか。。

この記事を見て、意味のない糾弾だと思う人は、一度駅前にある客単価が安いチェーンの飲食店にでも働くと良い。高単価の人間を相手にしている内容じゃないから。笑